交流深める催し多彩…ロシア文化フェス
update 2011/7/3 11:31
「ロシア文化フェスティバル2011 IN JAPAN」(実行委主催)函館オープニングイベントは2日、「ピャトニツキイ記念国立アカデミー・ロシア民族合唱団〜創立100周年記念来日公演〜」のほか、関係者によるオープニング記念パーティー、聖ニコライ渡来150周年を記念したロシア人墓地慰霊文化祭などを行った。さまざまな訪問や芸術発表で、函館とロシアの文化交流を深めた。
この日は、ロシア連邦大統領特別代理のミハエル・シュヴィトコイ氏、在日ロシア連邦特命全権大使のミハエル・ベールィ氏らが来函。午前中は函館ハリストス正教会(元町)やロシア極東大学函館校(同)などを視察、午後からはロシア人墓地(船見町)で開かれた聖ニコライ渡来150周年記念慰霊祭に参列した。シュヴィトコイ氏、ベールィ氏の献花、同正教会のニコライ・ドミートリエフ司祭による祈りに続いて、同フェス実行委副委員長で、女優の栗原小巻さんら参列者約50人が祈祷した。
続いて函館国際ホテル(大手町)で、関係者約340人が出席して記念パーティーが開かれた。高橋はるみ知事、工藤寿樹函館市長、シュヴィトコイ氏らのあいさつに続き、同フェスを2016年まで行う調印式、ロシア大統領友好勲章授与式などが行われた。
夕方からは市芸術ホールで、同公演が行われた。シュヴィトコイ氏がロシアのメドベージェフ大統領のメッセージを読み上げ、日ロ両国の歴史に特別な役割を果たした函館で同フェスを開けることや、同フェス収益金の一部を東日本大震災の義援金とする言葉に、会場から拍手が起こった。
同合唱団の演技は30ものプログラムで、来場者は豊かな声量で歌う合唱と、多彩なステップの舞踊、民族楽器の演奏を楽しんだ。
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