輪禍死ゼロ3000日達成…恵山地区
update 2011/6/29 10:25
函館市恵山地区がこのほど、交通事故死「ゼロ」3000日を達成した。旧恵山町時代の2003年4月から死亡事故ゼロが続いていて、市内では椴法華地区の5000日の節目に次ぐ大記録。28日には同地区の道の駅なとわえさん(日ノ浜町)で記念の街頭啓発が行われた。
恵山地区では同年3月31日に国道278号で軽トラックが駐車車両に追突する事故が起きて以来、死亡事故がなく、今月17日で3000日を迎えた。函館中央署によると、同地区ではこの間の人身事故が28件で「地域住民の意識が高く、交通安全活動も盛ん」(交通課)という。
市や市交通安全指導員会、市中央交通安全協会の両恵山支部(ともに佐藤哲三支部長)が主催した啓発活動には、地元のえさん小4年生や恵山中2年生ら関係者約100人が参加。市の三上武一恵山支所長は「悲しい事故が起こらないよう、一人一人の安全意識を高めて数字を伸ばしていこう」と述べた。
参加者は車のドライバーに後部座席のシートベルト着用を呼びかけるチラシなどを配り「安全運転をお願いします」と訴え、国道沿いではスピードダウンを呼びかける「旗の波作戦」も行った。えさん小の斉藤霞さん(9)は「自分でも事故に気をつけ、事故死ゼロ5000日を目指したい」と話した。
市によると、17日現在、道内市町村別の交通事故死ゼロの最長はオホーツク管内西興部村の5982日。道南では奥尻町の3639日、知内町の2971日などがあり、市内椴法華地区も5751日と記録を伸ばしている。
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