車いす利用者に絶景を…ボランティアら仁山登山
update 2011/6/27 14:13
【七飯】車いす利用者がボランティアのサポートで山を登る「車いす登山」が26日、七飯町内の仁山で行われた。車いす利用者6人を含め学生や高校生ら約190人が参加し、登山を通した交流を楽しんだ。
北海道難病連函館支部などがつくる実行委が主催。同登山は1995年に駒ケ岳で試験的に行ったのが始まり。その後、駒ケ岳が噴火したため一時休止していたが、99年から仁山で再開し、今年で11回目。昨年は口蹄疫の影響で中止したため2年ぶりの開催となった。
登山道のスタート地点に集合した参加者は6グループに分かれ、車いす利用者1人につき約20人がサポートした。車いすにけん引用のさらしのロープを取り付けた後、頂上付近の広場を目指して順番にスタート地点を出発。車いすを押す人、ロープを引っ張る人と役割分担をしながら山道を登った。ボランティアで参加した市立函館高等看護学院2年の小笠原梨紗さん(19)は「皆と協力して車いすの人を安全にサポートできるよう頑張りたい」と意気込みを語って登山口を後にした。
車いす利用者で、毎回参加している同町内の池田伸二さん(39)は「人とのふれあいを感じながら山に登れることが何よりも楽しい」と話していた。
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