特設舞台で初練習に熱・・・函館野外劇 来月8日開幕
update 2011/6/26 12:01
国の特別史跡・五稜郭跡の特設舞台を会場とした第24回市民創作函館野外劇「星の城、明日に輝け」が7月8日、開幕する。25日は舞台での初の本格練習日。青空の下、多くの参加者がダンス、せりふ、殺陣の練習に汗を流した。
NPO法人市民創作「函館野外劇の会」が毎年主催。劇はアイヌ民族の時代に始まり、黒船来航や箱館戦争、函館大火、第二次世界大戦後までの10場面を75分間で展開する壮大な歴史スペクタクル。
この日は午後から外堀の中に作られた特設ステージでのダンス練習でスタート。小学生から大学生までの約40人が、演出や振り付け担当の木村かなえさんの指導で立ち位置や歩き方をチェックしていた。
兄の雅博君(10)と今年初参加する函館駒場小2年の高橋篤史君(7)はフラッグダンスで出演予定。「去年初めて見た野外劇に感動したので出ようと思った。ダンスはちょっと難しいけど頑張りたい」と意気込む。昨年に続き、後半の「港まつり」シーンでサーカス隊の一人として出演する函館大谷短大2年の藤原仁樹さん(19)は「約1分間の出演でもアクロバティックな妙技で観客を魅了したい」と張り切っている。
同会演出・コーディネーターの石川泰隆さん(31)は「ここまでの準備は順調。劇は戦争や大火といった困難を乗り越えた函館の復興の物語。東日本大震災で元気をなくしている人たちを勇気付ける公演にしたい」と話している。
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