児童集めた義援金 海を越え函館に ハリファクスから寄付
update 2011/6/25 10:46
地球の裏側から熱いエール―。函館市の姉妹都市・ハリファクス市(カナダ)の子どもたちから、24日までに東日本大震災の義援金が市に届けられた。現地の小学校3年生が震災を知り、フリーマーケットを開いて集めた約6万円を寄付した。
きっかけは2009年9月、函館・ハリファクス協会の山崎文雄会長と妻の暁子さんが同市のプロスペクト通り小学校を訪れ、3年生を対象に函館や日本のことについて話したこと。その経験を覚えていた担任のサンドラ・ローリー教諭と、現在受け持つ3年生23人が「被災した函館の子どもたちや家族に義援金を送ろう」と計画した。
子どもたちは5月、校内でフリーマーケットを開催。父母の協力を得て焼いたケーキや家の不用品などを持ち寄ったり、休み時間にもケーキを販売するなどして義援金を集め、現地のハリファクス函館友好協会(トマス・トラッペンバーグ会長)に寄付を申し出た。
同協会から連絡を受けた山崎夫妻らがこのほど、市に義援金688カナダドルを手渡した。市は工藤寿樹市長名の感謝状を贈り、ローリー教諭のもとに届けられた。
山崎夫妻は子どもたちに絵葉書や観光パンフレットを贈るなどの交流を続けてきただけに、喜びもひとしお。「子どもたちが自主的に活動してくれたことがうれしい。函館を思う気持ちが伝わってくれれば」と話している。
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