ラーメン店北浜商店が岩手で炊き出しへ

update 2011/6/24 11:14


 函館市内近郊の建設や水産、サービス業など70社、100人でつくる異業種交流会「師走会」(床鍋喜博会長)は、震災被災地の岩手県陸前高田市で25、26の両日、炊き出しを行う。23日に市内で出陣式を行い、「継続的な取り組みにしていこう」と関係者は結束を深めている。

 炊き出しには、会の代表として人気ラーメン店北浜商店の羽二生季之社長(39)、佐々木明さん(38)、滝澤圭介さん(37)、遠藤裕也さん(22)が参加。1週間ほど前から再開し始めた、けせん朝市でラーメン2000食を振る舞う予定だ。

 関係者は震災直後から、支援を検討してきたが、先方との調整が難航。しかし「何としてでも手助けを。相手側の要望にできる限り応えるようにしたい」と見付宗弥函館市議が調整を先導し、21日夜に具体的な内容がまとまり、22日にフェリーチケットや冷蔵車の手配、材料などを急きょ準備した。

 羽二生社長は「被災者やボランティアのみなさんに、うまいラーメンを腹いっぱい食べてもらい、少しでも幸せな気分になってもらうことを望んでいる」と語る。

 床鍋会長(39)は「被災地への長期的な支援を続けていけるように、今後も仲間同士で協力していきたい」と話していた。25日には、見付議員も日帰りで炊き出しに参加する。

提供 - 函館新聞社


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