豪快に水しぶき 函館どつく進水式

update 2011/6/23 12:26


 函館どつく函館造船所(函館市弁天町、大村靖夫社長)が建造中の本年度2隻目の新造船「グローバル ピース」(1万9850トン)の進水式が22日、同造船所で行われた。会場には子どもから大人まで約500人の見物人が詰めかけ、豪快な進水の様子を見守った。

 同社は本年度8隻の新造船を予定しており、工程は計画通り。船主は日本郵船関連会社のNYKグローバルバルク(東京)で、パナマ船籍。船は、喫水を浅くし船体の幅を広くした木材兼ばら積貨物船「スーパーハンディ32」で、同社の同型船としては48隻目となる。船体の全長は約176メートル、最大幅は約29メートル。

 式には船主関係者らが参列した。市民や同社社員が見守る中で、船底を留めていた盤木や安全装置が取り外されると、荷主が綱を切断。船首でシャンパンが割れ、船は豪快な水しぶきとともに函館港に滑り出した。

 今後は海上で内装工事などを行い、8月上旬に船主に引き渡す。次回の進水式は8月10日の予定。

提供 - 函館新聞社


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