大門キッズスタジアムにチョウザメ

update 2011/6/22 10:03


 函館市若松町の和光ビル5階の子育て支援施設「大門キッズスタジアム」に、チョウザメの水槽がお目見えした。7月1日に迎える施設開設1周年に合わせて設置。水中をすいすいと泳ぐ8匹に親子ら来場者は歓声を上げ、関係者は「ちょっとしたミニ水族館のような雰囲気を満喫してほしい」と紹介している。

 利用者により愛着を持ってもらう施設を目指し、市から事業を委託している同ビルの運営会社NAアーバンデベロップメント(布村隆二社長)が20日に水槽を設けた。

 施設内ではこれまで、函館高専など地元の教育機関と連携した科学イベントなどを開催。その一環である今回は、北大水産学部の水産学博士、足立伸次教授が無償でチョウザメを提供した。

 年齢は3、4歳だが、体長20〜30センチと小ぶりなことから看板を「チョーザメの赤ちゃん」に。200リットルの水槽の中でとがった鼻を突き出すようにして泳ぐ様に「大勢の親子が食い付いて観賞している」(布村社長)という。

 長女の沙華ちゃん(2)を連れて同施設を訪れた関里香さん(31)は「娘は魚が大好きだからとても喜んでいる。チョウザメは見る機会が少ないし、自分も楽しい」と笑顔を見せた。

 同施設の来場者数は6月21日現在でのべ6万1000人に。7月1〜3日は記念イベントを開く予定で、布村社長(46)は「地元の大学などに関心を持ってもらい、ゆくゆくは函館のために尽くす人材が生まれれば」と期待している。

 この水槽は無料スペースに展示してある。

提供 - 函館新聞社


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