所得税納税額1.2%増 2010年分確定申告
update 2011/6/21 11:51
函館、八雲、江差の道南3税務署は2010年分の所得税などの確定申告状況を発表した。3署合わせた所得税の申告納税額は前年比1.2%増の40億7500万円で、前年をわずかに上回った。一方で納税者は同2.4%減の2万3401人に。函館税務署は、所得低下により非課税となる人がいる半面、納税者に限っては1人当たりの所得が増加する傾向を指摘する。
所得税の確定申告をした人は同1.1%減の8万4989人で、3年連続の減少。実際の納税者2万3401人の所得金額の合計は、同1.0%減の864億5600万円で、過去10年間で最低に。しかし納税者1人当たりの所得は369万円と、前年を5万円ほど上回った。
所得者別では、個人事業主や農漁業者などの事業所得者の納税者は同2・9%減の6047人。所得金額は同2.4%減、納税額も同0.2%減少した。その他の所得者では、給与所得者の減少が特に大きく同2.6%減の7465人に。所得金額も同1.3%減少した。同税務署は「現金支給が減る傾向にあり、景気低迷で申告者も減少している」とする。
個人事業主を対象にした消費税の総申告件数は、同2.7%減の5731件。このうち納税申告件数は同2.8%減の5663件だが、納税申告額は同0.9%増の15億4200万円と上向いた。
インターネットによる国税電子申告・納税システム「e―Tax(イータックス)」を利用して確定申告した人は、確定申告者全体の37.1%(前年比4.6ポイント増)を占める3万1503人。同税務署は「さらに普及に努める」とする。
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