大沼でモニターツアー、セグウェイで自然散策

update 2011/6/20 11:02


 【七飯】米国製の立ち乗り式電動二輪スクーターの「セグウェイ」を利用した自然散策のモニターツアーが19日、大沼森林公園で行われた。新たな体験型観光商品として、7月中旬から営業を開始するもので、函館市内の大学生ら3人がモニターとして参加。新感覚の走行感と森林浴を楽しんだ。

 同事業は町が緊急雇用対策事業の一環として、業務を大沼国際交流協会に委託。自然ガイドとして5人を新たに雇用した。一体感がある独特の走行感覚と大沼の雄大な自然を楽しんでもらう体験プログラムとして、観光商品化を目指している。

 セグウェイは、センサーがバランスを自動制御するため転倒する危険性は少なく、体重移動で前・後進や方向転換ができる乗り物。この日のモニターツアーでは、スタッフから基本的な乗り方を学んだ後、森林散策に出発。周辺の植生や森林の役割、駒ケ岳の噴火の歴史などのガイドを受けながら、起伏に富んだ遊歩道を走行した。

 参加した函館大学商学部2年生の石橋秀一さん(20)は「最初は動かし方がよくわからなかったが、自分の感覚で動かせるようになった。遊歩道も平地と変わらない感覚で快適に走ることができた」と話していた。

 チーフガイドを務める神名清文さん(40)は「セグウェイに乗ってもらうことで、徒歩の散策よりも魅力を高めることができる。自然の楽しさ、大沼の魅力を伝えられるツアーにしていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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