函館ワン・ニャンレスキュー10年、犬猫救い続けて906匹
update 2011/6/20 11:02
函館の動物愛護団体「函館ワン・ニャンレスキュー」が8月、発足から10年目を迎える。同団体が保護した犬の散歩や餌やり、引き取り手を探すなどの活動を続け、これまで906匹が新しい家に引き取られた。関係者は「楽しい活動ではないが、最後まで責任を持ってくれる人がいたから続けることができた」と振り返る。
「犬をもらいに行った時、保健所で見た犬の表情が忘れられない」という代表の自営業女性(55)が、2002年8月に立ち上げた。同団体の居間12畳を飼育施設の中心に、趣旨に賛同した3人と開始。市立函館保健所や渡島保健所から犬を引き取っている。
朝夜の散歩に給餌、部屋の掃除…。代表の女性は子どもの頃から動物好きでさまざまなペットを飼ってきたが、05、06年には40匹もの犬を世話した。「物理的にも精神的にも世話は大変だった」
保護する犬の中には目が見えなかったり、足を動かせなかったりとハンデを背負うものもいる。引き取り希望者の多くは人間に懐く犬を求めるという。「真剣に犬猫の尊い命を考えてくれる人と、そうでない人がいた」と女性は話す。
それでも906匹には飼い主が見つかった。現在はボランティアの男女10人と7〜15歳の雑種12匹を飼育するが、新しい飼い主に加え、一日2回の散歩や餌やりを手伝うボランティアを募っている。改行 活動内容を知って同団体の家の前に犬猫を置いていく人もいるため、住所や名前は公表していない。問い合わせは同団体TEL090・6997・6744。
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