高齢者集えるサロン新設 在宅介護支援グループ「絆21」
update 2011/6/19 11:18
函館市白鳥町6の在宅介護支援グループ「絆21」(大田夏美代表)が、地域のお年寄りが気軽に集えるサロン施設の建設を進めている。ゲームや裁縫など従来のサークル活動も続け、利用増を目指して8月1日にオープンする予定だ。
絆21は、大田さん(71)が1999年に自宅を使って事務局長の朝野雅子さん(69)らと運営を始めた。健康マージャンや小物作り、コーヒー付きの懇談会など多様なサークルを有料で用意し、憩いの場となっている。
年々利用者が増え、今では50代〜93歳の約90人が訪れる。施設新築は自宅が手狭になってきたためで、現在、向かいの更地に木造平屋建て約100平方メートルの「リビングハウスきずな」を建設中。24畳のホールや8畳の台所、8畳半の食堂などを設ける。 費用は約1400万円。施設で奉仕活動に励む介護ヘルパーや元看護師ら30人に加え、利用者も資金提供。数十万円の寄付を寄せた人もいたという。
施設完成後もサークル活動を実施。利用者に限らず、興味のある人が気軽に立ち寄れるようにするほか、病気や障害を抱え外出が困難な高齢者のための配食サービスも検討中だ。
「制約にこだわらず、利用者でなくとも自由に出入りできるのが魅力。こうしたニーズは増えている」と大田さん。「お茶を飲みに来てくれるだけでもいい。地域に根差した形で運営していきたい」と力を込める。
また、施設新築に伴い、利用者の話し相手や料理の準備などを手伝うボランティアも募集する予定。問い合わせは絆21TEL0138・41・7058。
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