ふるさと納税 減少傾向 函館市

update 2011/6/19 11:18


 函館市がまとめた昨年度の「ふるさと納税制度」の寄付金は47件、330万1172円だった。同制度がスタートした2008年度から減少する傾向が続いており、市財務部は寄付者に対し、本年度以降の継続を呼びかけている。

 同制度は地方税法の改正に伴い、08年5月に制度化。好きな自治体に5000円以上を寄付すると、現在居住している市町村の住民税、所得税から寄付額が控除される。

 昨年度の寄付金の用途を見ると、函館市全体を応援する目的で寄せられたのが152万7000円で、全体の半数弱を占めている。具体的な項目では、児童や高齢者、障害者福祉に76万5000円が充てられ、「すくすく手帳」の発行経費に使われた。人材育成や生涯学習の推進にも63万円が寄せられ、ものづくりの技能向上に向けた研修会などを行う「ものづくり匠塾」を開催した。

 また観光、商工業、農林水産業の振興にも27万円。昨年8〜10月のガイド付きまちあるきイベントや都市計画マスタープランの見直しにかかる関連経費に充てている。

 過去2年間の件数と金額は、08年度が77件、517万7000円、09年度は52件、474万5000円。本年度は5月28日現在で14件、134万5000円がすでに寄せられている。

 市財務部は寄付者に対し、確定申告の際にお礼の文書を送付して寄付の継続を呼びかけるほか、記念品を贈呈している。昨年度は観光トランプを贈っており、今後は毎年度ごとに記念品を変える考え。同部は「受け取った人に函館を思い起こしてもらえるよう、周知に努めたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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