震災から100日 函館で法要 人形供養も

update 2011/6/19 11:17


 函館市梁川町の高龍寺梁川法務所で18日、人形供養と東日本大震災の百か日法要が行われた。人形供養では市民から寄せられたひな人形などの供養が行われ、法要では隣接する国の華幼稚園の園児も加わり、震災の犠牲者を追悼し、復興を祈った。

 同法務所では毎年6月の第3土曜日に観音大祭と人形供養を開いているが、今年は震災を考慮して人形供養のみとし、ちょうど震災から100日目となることから法要を執り行った。

 人形供養は、屋外に設けられた祭壇に日本人形やこけしなど約100体が並べられ、永井正人住職(37)が読経し、参列した持ち主や檀信徒ら約20人が焼香した。人形は後日、市内でたき上げされる。

 次に、堂内で園児も集まって法要を行った。永井住職らがお経を唱和し、園児も手を合わせて焼香した。永井住職が園児に「皆さんの楽しいことを、被災地の人たちに分けてあげ、被災者の悲しい気持ちが無くなる日が来るようにお祈りしてください」と話すと、「はい」と大きな返事で答えていた。

提供 - 函館新聞社


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