函館港の活用策探る…みなとまちづくり女性ネット勉強会
update 2011/6/17 10:05
みなとまちづくり女性ネットワーク函館(折谷久美子代表、13人)の勉強会が16日、函館市海岸町の函館開発建設部函館港湾事務所などで行われた。専門家の講演と港内見学で、国の制度に基づく函館港の活用策を探り、知識と親ぼくを深めた。
道開発局港湾計画課企画担当係長の千葉俊夫さんが、全国有数の港で登録が進む「みなとオアシス」(本登録55港)制度を説明。登録によって直接的な金銭支援はないものの、シンボルマーク使用の許可やPR強化が図られるとし「港を拠点に住民や観光客らが交流し、安らぎや憩い、経済も支える地域のにぎわいの原動力として期待できる」と強調。
主な登録要件に▽交流場所▽トイレや駐車場▽継続的な催しの実施▽住民参加型の運営体制―を挙げ、「新しいものをつくる必要はなく、既存のもので活用できる制度」とした。
港湾管理者が登録申請者であり、函館港では函館市となるため、メンバーは「行政の理解と協力も得ながら、この制度の利用、登録実現を目指していきたい」とした。勉強会に出席した函館市の担当者も「相談にいつでも応じていきたい」と前向きな姿勢を示した。
港内見学では、港湾業務艇「みずなぎ」に乗船し、函館港をぐるり巡った。参加者は普段見られない眺めに港への関心を高め、折谷代表は「函館の港まちづくりのさらなる充実のために、みなとオアシスの存在は力強いはず」と話していた。
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