ガゴメ使った焼きそば開発
update 2011/6/15 11:00
新たな函館の名物に―。ガゴメ(トロロコンブの仲間)関連の商品を開発・販売する企業などでつくる「函館がごめ連合」と函館市内のラーメン店「味処 昭和苑」、「元祖 バスラーメン」が、ガゴメを使った焼きそば「函館がごとろ焼きそば」を開発した。レシピを無償で提供する考えで、昭和苑店主の平原惣之助さんは「函館を代表するめんとして広めたい」と期待している。
「函館特産のガゴメを使ったラーメンを作りたい」と考えた両ラーメン店が、連合や道工業技術センター、函館短大付設調理師専門学校などの協力を受け、3月から開発を進めてきた。塩ラーメンにガゴメを組み合わせるなどの試行錯誤もあったが、最終的にはガゴメの粘りを生かせる海鮮風スープ焼きそばを選択した。
「以前は函館の焼きそばとして多かった」(平原さん)というやわらかいめんに、とんこつスープ、塩だれを中華鍋で合わせる。具材は地産地消にこだわったエビやホタテなど。盛り付けの最後に刻んだガゴメを適量加え、食べる時に混ぜるとガゴメの成分で絶妙なとろみが生まれる。
14日に関係者を対象に開かれた試食会では、ガゴメの風味があとを引くうま味が好評だった。昭和苑とバスラーメンは25、26日に札幌で行われる東日本大震災復興応援事業で1000食を提供する計画。その後は昭和苑の通常メニューに加えるという。
平原さんは「函館特産のガゴメを多くのラーメン店で提供し、新しい名物にしたい」と話し、希望店には無償でレシピ提供に応じる。問い合わせは昭和苑TEL0138-46-4835。
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