伝統漁「ホッキ突き」盛んに
update 2011/6/14 12:20
【北斗】北斗市沿岸で今期のホッキ漁が解禁となった。七重浜から富川にかけての沿岸約12キロに渡って、漁業者が専用の漁具を使って、海底のホッキを探し当てる伝統的な「突き漁」が行われている。
ホッキ漁は、産卵期の4〜5月を禁漁期として、抱卵状況を確認した後、漁の解禁を決め、今年は11日から漁がスタート。資源保護のために出漁時間は午前8時から午前11時までに限られている中、連日、上磯郡漁協所属の約40隻が出漁している。
突き漁に用いられる専用の漁具は5メートルほどの矛の先端に4本のヤスを付けたもの。海底の砂地に隠れている貝を突きながら、ひとつひとつを水揚げしていた。
上磯群漁協上磯支所によると、11日、13日の2日間で各1・2トンの水揚げがあった。「スタートとしては例年よりも水揚げが多い」とし、1キロ当たり500円で取り引きされた。近郊のほか、道内、関東方面に出荷されるという。漁は来年3月下旬まで続けられ、昨季並みの90トンの水揚げを目標としている。
提供 - 函館新聞社
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