ひろめ舟祭りにぎわう
update 2011/6/12 11:39
古里をはぐくむ海への感謝と、豊漁を願う「第26回南かやべひろめ舟祭り」(実行委主催)が11日、函館市臼尻町の臼尻漁港で開かれた。舟こぎ競争や郷土芸能発表、漁船パレード、漁協女性部の鍋料理やコンブ販売もあり、大勢の来場者でにぎわった。
名物の舟こぎ競争は、木製の磯舟に6人1組で乗り込み、かじ取り、こぎ手、拍子役を分担して、400―600メートルのレースに42チームが臨んだ。初心者と女性部門では、こぎ具合の均衡が取れず、斜めに進んだり、舟がぶつかる場面もあり、会場の笑いを誘った。一方、地元漁師は櫓(ろ)を上手に合わせ、「さすが本職だ」と大歓声を浴びた。
浜の母さんの料理や中学生の吹奏楽、大漁旗の漁船パレード、歌謡ショーなどで盛り上がった。
臼尻小3年の熊谷萌色(めい)さん(8)と妹の楓ちゃん(4)は「舟をこぐお父さんの姿がいつも以上にかっこよかった」とにっこり。北大水産学部4年の大島由貴さん(21)は女装で磯舟に乗り「南茅部の皆さんにお世話になっているので、何とか喜んでもらおうと自腹でこの服を買ってきた。レースは入賞を逃したが、最高の思い出になった」と満足の様子だった。
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