さぶりメロン初競り
update 2011/6/12 11:39
上品な甘みと果汁感が特長の赤肉メロン「さぶりメロン」の初競りが11日朝、函館市西桔梗町の函館市青果物地方卸売市場で行われた。森町産の4玉が並び、昨年と同じ特秀2玉5万円の値が付いた。生産者は「型は小ぶりだが、ネットの張り具合、味ともに上出来」と自信を深めている。
さぶりメロンは、生産地である厚沢部町の「さぶ」と森町の「り」から命名。両町で生産された赤肉メロンのうち、大玉(1.8キロ〜2キロ)で糖度15度以上。被破壊の糖度計を使い糖度保証≠して消費者に届ける。JA新はこだて(畠山良一組合長)が2008年からさぶりメロンとして販売、今年4年目を迎えた。
午前7時半から始まった競りでは、仲卸業の鳴海青果(鳴海昭一社長)が特秀2玉5万円、秀2玉2万円で競り落とした。同社営業部の若山大樹果実係長は「震災で経済が低迷する中、道南での景気づけになれば―とご祝儀相場の値を付けた。このおいしさを道外にも広めたい」と話していた。
初競り2箱の生産者、森町白川の黒田貢さん(44)は「6月に入り好天でようやく糖度が上がってきた。高値が付き本当にありがたい。メロンを食べてひとときのぜいたく感を味わってほしい」と笑顔を見せていた。
初競りメロンは早速、かね万むさしや本店(本町)で販売された。 同JAによると、赤肉メロン生産者は厚沢部町に11戸、森町に9戸。さぶりメロンの出荷は6月後半から7月中旬が最盛で、7月いっぱい続く見通し。
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