イカール星人 ド派手に復活
update 2011/6/11 10:31
いつまでも自粛しているわけにはイカん―。函館市の観光PRキャラクター「イカール星人」が、東日本大震災から11日で3カ月経過するのを契機に“復活”する。10日から動画投稿サイト・ユーチューブ上で新作映像を公開、復興をテーマに函館観光の魅力をアピールする。イカール星人の生みの親で、映像編集会社シンプルウェイの阪口あき子社長(38)は「新キャラを活躍させ、新たな魅力を発信できるようストーリーを続けたい」と話している。
新作のタイトルは「結集!函館の観光力!」。長さ約3分で、2008年の初登場から通算5作目。当初は3月下旬に公開する予定だったが、震災を受けて内容を一部見直した。
ストーリーはこれまで同様にユニーク。イカール星人の侵略で函館が危機に陥る中、港に係留されている青函連絡船摩周丸が「星間連絡戦艦」に変身。1作目で無残に破壊された市役所も復活するほか、緑の島や国宝「中空土偶」といった観光資源が正義の味方となり、イカール星人打倒に立ち上がる内容で、最後には「ハコダテは負けません」とメッセージを込めた。
これまでの作品はイカール星人が脚光を浴びていた。阪口さんは「今まではやられっ放しだったが、震災を経て力を合わせることが重要な時。新キャラを全部出し、総合力を結集する意味合いを強めた」と話している。
また、各種イベントでの着ぐるみの登場も解禁し、23日にはJR函館駅で観光客を出迎えるほか、25、26日には札幌で開かれる「函館・東北チャリティープロモーション」に参加する。
市ブランド推進課の池田敏春課長は「これまでの活躍で認知度は高まっている。映像を見ていただき、来ていただくきっかけになれば」と期待している。
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