開業近づく函館「時間大切に」
update 2011/6/11 10:31
函館市本町6のヤマムラ時計宝飾店は、6月10日の「時の記念日」に合わせた啓もう運動を毎年、展開している。今年は店内に新幹線のポスターを張り、山村豊社長(80)は「新幹線で盛り上がる青森を見習いたい。北海道新幹線の2015年度開業までの限られた時間を、将来の函館の未来を明るくするための、貴重なものにしなければ」と語る。
「時の記念日」は日本初の時計が鐘を打った日にちなんで制定。同店では、1968年に店内で開いた古時計コレクション展を皮切りに、公共施設などへの時計寄贈など、44年間毎年欠かさず、企画を練ってこの日を祝ってきた。
今年は昨年12月4日に全線開業した東北新幹線を題材にした。山村社長は長男の大介さん(40)と開業日を青森で迎え、「駅周辺の建物から何まで都会的。伝統的な田舎の雰囲気を大事にしつつ、新幹線時代に対応するまちづくりを進めていることに感心した」と2人は声をそろえる。
この思いを函館市民に伝えたいと、青森市役所に依頼し、ポスターをもらってきた。山村社長は「函館にも新幹線が間もなく来る。チャンスを生かすために何ができるか、時間を大事に市民レベルから意識を変えていくことが重要では」と指摘。大介さんも「新幹線が来ることに注目するだけでなく、どのように対応し、そのプラス面を最大限受けられるかを考えたい」としている。
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