「希望の森」育って 函大有斗高1年が七飯で整地作業
update 2011/6/11 10:30
函館大付属有斗高校(宮岡秀昌校長、生徒571人)の1年生175人が10日、七飯町字軍川のカリマ国有林のなかにある「有斗・希望の森」で整地作業をした。生徒たちは草木が茂る林で汗を流しながら作業に取り組んだ。
2004年の台風18号による被害で壊滅状態となった同林を再生させようと、同校では08年10月に1000本のミズナラを植樹。その地に「有斗・希望の森」(0・52ヘクタール)と名付け、毎年1年生が総合学習の一環としてミズナラ周辺の雑草を刈る作業を行っている。
開会式で瀬戸伸晴教頭は「森の大切さや森林がどのように再生していくかを、じかに学んでください」とあいさつ。応援に駆け付けた渡島森林管理署の池田正三署長は「天災で一瞬で失われてしまう自然だが、人間の技術や努力で再生できることを知り、木は使い、植え、育てる循環資源であることも考えてみて」と話した。
生徒たちはミズナラを傷つけないように注意を払いながらカマを操り、懸命に雑草を刈った。作業を終えて高田航滉君(15)は「事前学習と今回の取り組みを通じ、台風でなぎ倒された木たちの悲しみや、自然の大切さについて考えさせられた」と笑顔で話していた。
15日には同じく野又学園系列の柏稜高校の生徒が同地で作業を行う予定という。
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