Tシャツ着て復興支援、渡島管内商工会青年部連合会が販売

update 2011/6/10 10:12


 渡島管内商工会青年部連合会(澤田暁会長)は、東日本大震災復興を願い、オリジナルチャリティーTシャツの販売を開始する。1着2000円で販売し、収益の1000円を全国商工会連合会を通じて被災地への寄付とする。北斗市商工会青年部長の澤田会長(38)は「被災地では青年部の仲間も亡くなった。できることは小さいが、長い目で活動を続けていきたい」と話している。

 同連合会は、管内12商工会の青年部員約260人で構成。形に残る被災地支援の在り方を模索し、Tシャツの販売を決めた。繰り返し着用できるように生地にもこだわり、各サイズを取りそろえた。3000着を作製し、完売すると300万円の義援金となる。先行販売した長万部町内では既に300枚が売れたという。

 デザインは函館市内のデザイナーから無償で協力を得た。胸の部分にはフランス語で「希望」を意味する「L’ESPOIR」(レスポワール)、ローマ字で「GANBARO NIPPON」と記載。背中には地球のイラストと心を一つにする願いを込めて「One Heart」(ワン・ハート)、震災発生日の「3・11」を入れた。

 澤田会長は「震災から3カ月となり、だんだん気持ちも離れがちになってくる。まだまだ復興していないことを忘れてはいけない」と末永い支援の継続を訴えていた。

 Tシャツは各商工会で取り扱うほか、商工会がかかわる各イベント会場で販売。今月は11日に函館市の臼尻漁港で開かれる「ひろめ舟まつり」や八雲町本町商店街で21日に行われる八雲神社例大祭協賛の「八雲まつり歩行者天国」でも販売される。

 問い合わせは事務局(商工会連合会道南支所)TEL0138・43・0086。

提供 - 函館新聞社


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