クジラの恵みに感謝、称名寺で供養慰霊祭

update 2011/6/10 10:11


 道南近海のツチクジラ漁(5月25日〜6月30日)に合わせ、「第7回鯨族(げいぞく)供養慰霊祭」が9日、函館市船見町の称名寺本堂で開かれた。約30人がクジラの恵みに感謝するとともに、御霊(みたま)に祈りをささげた。

 函館水産連合協議会(石尾清廣会長)の鯨普及部会(利波英樹会長)の主催。ことしは同日現在、道南近海でツチクジラ6頭が捕獲、水揚げされ、赤肉などが店頭に並んでいる。捕獲枠は10頭。

 同寺の須藤隆仙住職による読経の中、参列者が焼香し、祭壇に手を合わせた。須藤住職は函館西中生徒が2日、近くにある「鯨族供養塔」で清掃活動に励んだことに触れ「心温まるニュースで本当にうれしい。自然に対する謙虚さを改めて心の中に刻んでほしい」と話した。

 利波会長は「捕鯨を取り巻く環境は厳しい状況だが、この食文化を若い世代にも普及させたい」とあいさつ。慰霊祭後、参列者が供養塔前で記念撮影し終了した。

提供 - 函館新聞社


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