函館―新函館間利用、1日に5000〜6300人と予測
update 2011/6/10 10:11
北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道が函館駅―新函館駅(仮称)間17・9キロを経営分離する方針を示している問題で、道は9日までに同区間の需要予測を公表した。1日あたりの利用者を5000〜6300人と推計している。
需要予測は05年に国が行った、全国幹線旅客純流動調査を基準に算定。新幹線利用者と乗り継ぎ客を2600〜3900人、函館―渡島大野間のローカル線の利用客を2400人と推計している。
また、札幌延伸時の新函館駅利用客を同8900〜9700人と予測。在来線からの転換輸送量や航空路線からの転移、新規の需要誘発を見込むとともに、09年に行ったアンケート調査から、新函館駅乗降客の3〜4割が函館駅まで乗り継ぐと推計した。
道によると、国鉄民営化時の基準で1日あたりの利用が8000人以上で収益が見込め、4000人未満は廃止対象路線と位置付けられている。今回の需要予測はその中間にあたり、道は一定程度の需要が見込めるとして、JR北海道に同区間の経営分離を再考するよう要請した。「現在はJRからの返答待ち」(渡島総合振興局)としている。
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