バラのジャム 今年も自信作 にしむらバラ園 開花期迎える

update 2011/6/8 10:22


 【北斗】市清川747の「にしむらバラ園」(西村和益社長)のハウス内で栽培しているさまざまな色や形のバラが開花期を迎えた。2007年から販売を始めた「ローズジャム」の加工も始まり、西村令子さん(61)は「今年もきれいな色と香りが楽しめる自信作ができました」と話している。

 同園では無農薬、有機農法でさまざまな品種のバラを栽培。ジャムは4年前から1瓶1050円で販売を始め、ヨーグルトや紅茶に入れて楽しむ「ローズソース」も製造している。市内の喫茶店でも取り扱うなど、年々、評判が広がっているという。

 今年も5月下旬から加工を始め、25種類のバラの花びらとグラニュー糖、レモンで煮込んだ。令子さんは「満開のいい時期に花びらを摘み取っている。濃いめのピンクの花びらを使うことできれいな色になる。味も良くできました」と自信作だ。

 また、ガーデニングシーズンを迎え、今月中旬以降にはハウス内だけではなく、屋外のバラも開花期を迎える。西村和益社長(61)の独自の交配で生まれた品種も多い。淡いピンクの小ぶりの花がたくさん咲くつるバラの「きらめきの星」や、クリーム色のつぼみから黄色い花が咲き、満開時には花びらの外側が白くなり、長く楽しめる「ローズオブハコダテ」など。

 このほか、「マザーアイ」や「アンヌプリ」、イングリッシュ・ローズの「セントスイザン」などの苗を薦める。和益社長は「耐病、耐寒の品種の苗をたくさん用意しているので、楽しんでほしい」と話している。

 問い合わせは同園TEL0138・73・6272。

提供 - 函館新聞社


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