熊石、2014年度から募集停止 道教委の公立高配置計画案

update 2011/6/8 10:22


 道教育委員会は7日、2012〜14年度の3カ年の公立高校配置計画案を決定し、同日開いた道議会文教委員会に報告した。渡島・桧山管内では、熊石高校で2014年度から生徒募集を停止し、16年3月で廃校とするほか、函館稜北高で14年度に1学級減らし3学級とすることが盛り込まれた。7月中旬に渡島、桧山など道内各地で地域別検討協議会を開き、9月の成案を目指す。

 道教委の指針では1学年3学級以下の小規模校が原則として再編成の対象で、2学級以下の場合も中学卒業者数や学校規模、欠員状況、地元からの進学率、地域の同一学科の設置状況などを総合的に勘案し、順次再編成を進めていく。

 本年度の計画案によると、14年度の道内の中学卒業者見込み数は4万7460人で、12年度から3年間で1318人減少する見通し。渡島管内でも131人減、桧山管内でも11人減と、減少傾向が続くと予想される。

 熊石高校は現在1学年1学級のみで、本年度の入学者は11人。今後も熊石地域で中卒者の増加は見込めないとして、募集停止の対象となった。道教委は「熊石地域は実家からバス通が可能な江差高校への進学率が高く、親元を離れて函館市内に下宿し、高校に通う生徒も多い。このことから、募集停止を判断した」と説明している。

 また、本年度入試で第2次募集後の入学者に1学級相当以上の欠員が出たため、1学級減となった松前高校と森高校は、地域の中卒者数などを勘案すると従来の学級数を見込めるため、12年度は募集学級をそれぞれ2学級、4学級に戻すことが決まった。

 ▽特別支援学校配置計画案

 道教委は同日、2012年度の公立特別支援学校配置計画案を公表した。

 道南では七飯養護学校の普通科(重度)が1学級増、函館養護学校の普通科(重複)が1学級減となった。

提供 - 函館新聞社


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