低温、降雨で作業、生育に遅れ…渡島、桧山の農作物

update 2011/6/7 10:13


 渡島総合振興局と桧山振興局は6日、1日現在の渡島、桧山管内の農作物生育状況と農作業状況を発表した。雨が多かった4月下旬〜5月上旬に加え、5月中旬以降も低温や断続的な降雨の影響で、作業が遅れ、生育もずれ込んでいる。今後の天候回復により平年並みに回復できる見込み。

 前回調査(5月15日現在)でも、降雨や低温の影響で作業、生育ともに遅れが出ていた。

 水稲は、渡島は断続的な降雨により移植前の準備作業が遅れ、田植えは平年より3日遅れで、進ちょく率82%。移植後の活着も3日遅れとなっている。草丈14・0センチ(平年13・8センチ)、葉数3・3枚(同3・7枚)、茎数112・1本(同105・7本)。桧山はジャガイモの植え付けと競合したため、移植が4日遅れ、進ちょく率59%。活着も3日遅れ、草丈12・7センチ(同13・7センチ)、葉数4・3枚(同4・5枚)、茎数98・0本(104本)。

 ジャガイモは、植え付けが終わった渡島は萌芽が平年並み。桧山は降雨で露地の植え付けが20日遅れ、進ちょく率95%。マルチ栽培は萌芽が10日遅れている。

 ビートの生育は、渡島が平年並み、桧山が10日遅れ。牧草は渡島が2日、桧山が3日の生育遅れ。家畜用トウモロコシも播種(はしゅ)作業が渡島で3日、桧山で10日遅れており、渡島は出芽が3日遅れ。

 渡島のリンゴは開花直後の低温により生育は4日遅れ。桧山の大豆は降雨で播種作業が10日遅れていて、小豆はまだ播種が始まっていない。秋まき小麦は4日の生育遅れとなっている。

 渡島総合振興局農務課は「この1週間は好天で気温も上がる予報なので、作物の成長が期待できる。好天が続くことを願いたい」としている。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです