迫力のステージで魅了…NZの舞踊団「イマヌエラ」とひのき屋公演

update 2011/6/6 10:25


 ニュージーランドの先住民族・マオリの舞踊団「イマヌエラ」と函館のトラベリングバンドひのき屋の公演が5日夜、函館市民会館(湯川町1)で行われた。600人が迫力あるステージを満喫。出演者が「震災を乗り越えて頑張ろう」と語り、両国の友好を深めた。

 8月開催予定の「はこだて国際民俗芸術祭2011」に先立つライブ。イマヌエラは、2月に大地震があったクライストチャーチ市を拠点に活動している。東日本大震災の発生で、初来日が危ぶまれたが「困難を音楽で乗り越え、両国の復興へののろしを上げたい」とダンサー7人、その家族2人が道南に入り、各地で公演を重ねてきた。

 舞台では、ニュージーランドのラグビーチームが試合前に行う「ハカ」を披露。相手を威嚇しながらも敬意を示す伝統的な踊りで、「一緒に踊りましょう」と来場者が飛び入り参加する場面はひと際盛り上がった。ひのき屋のおなじみの演奏もあり、大きな拍手が起きた。

 函館的場中3年の谷口友公君(14)は「迫力たっぷりなハカが良かった。ステージで一緒に踊れば良かった」と満足の様子だった。

 イマヌエラは、6日正午すぎ、函館市役所(東雲町4)1階市民ホールでライブを予定している。無料。

提供 - 函館新聞社


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