鯨族供養塔 きれいに…西中生徒ら清掃活動
update 2011/6/3 10:27
函館市弥生町にある「鯨族供養塔」で2日、清掃活動が行われた。同塔向かいに位置する西中学校(内城明良校長、110人)の生徒や市の職員、水産関係者などが参加。雑草を刈るとともに、クジラの像を丹念に磨き上げた。
函館水産連合協議会(石尾清廣会長)が主催し、今年で7回目。同協議会では2004年に調査捕鯨船「日進丸」が函館に初寄港したのを機に、毎年クジラを供養する慰霊祭を行っている。今年は9日午前10時から同市船見町の称名寺で行い、それに合わせて同塔の清掃活動を実施した。
この日は、市民グループ「よみがえる箱館丸の会」の澤田石久己代表の同塔の歴史や設立経緯などの説明から始まった。「函館は幕末からクジラとの縁が深い。同塔は、道南近海で捕獲されたクジラ類の供養を目的に1957年に建てられた」などと話した。その後、軍手やカマを手に、生徒らは和気あいあいと清掃活動を行った。
参加した高谷一生君は「地域のボランティア活動に参加でき、なんだか新鮮な気持ち。貴重な文化財をこれからもきれいに保っていきたい」と述べた。
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