イカール星人も震災で活動自粛

update 2011/6/3 10:27


 東日本大震災の影響で、函館市の観光PRキャラクター「イカール星人」が“活動自粛”を余儀なくされている。震災の発生以降、市が保有する着ぐるみが登場する機会はないが、市ブランド推進課は「復活に向けて準備を進めている」と話しており、自粛ムードが落ち着くタイミングを見計らって再登場することになりそうだ。

 イカール星人は2008年、市の新たな観光PRの試みとして、動画投稿サイト「ユーチューブ」に登場したのが始まり。観光名所や市役所を次々と破壊し、五稜郭タワーが変身したロボットと戦う破天荒な内容が全国的な人気を集めた。現在までに関連映像8作品を同サイト上で公開しているほか、09年には着ぐるみも登場し、今や観光PRになくてはならない存在だ。

 ただ、街を破壊する映像のイメージもあって、市は震災以降、各種イベントで着ぐるみの投入を控えている。同課は「街の破壊がテーマではなく、あくまでも観光PRが目的だが、時宜は得ていない」と話す。

 市の昨年度の観光客数は約458万人で、前年度からは持ち直した一方、震災の影響が収まらない中では本年度の苦戦が必至なだけに、イカール星人は欠かせないアピール手段。同課は「着ぐるみに対する引き合いは多く、適当な時期が来たら必ず復活させる。映像作品の新作も用意している」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社


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