「福祉の店Cog」オープン 道南36施設の製品ずらり
update 2011/6/2 10:21
道南の各障害者施設で作った製品を販売する「福祉の店Cog(コグ)―はぐるま―」が1日、函館市若松町20にオープンした。初日は開店式典を行い、大勢の市民がパンやアクセサリー類などの製品を買い求めた。
同店は函館市が国の緊急雇用創出推進事業の一環として開設。運営を南北海道知的障がい者協会(尾形永造会長)に委託した。
店員は販売実務経験のある販売促進員3人と障害者6人、障害者支援員1人で、同協会加入の36施設で生産した工芸品や菓子類、花苗など約120品を販売する。店名のコグは英語で歯車の歯で、障害者や地域住民、行政、支援者らがかみあい地域の歯車になろうという願いを込めた。 開店式には市の幹部や施設の職員ら約20人が出席し、尾形会長が「店名の趣旨に沿った運営をしていきたい」とあいさつ。来賓の川越英雄市福祉部長も「障害者の社会参加につながるよう祈念しています」と期待を寄せた。その後、テープカットが行われ、開店した。
店内には、クッキーやパン、毛織物製品、陶器、苗が並び、来店客が早速、目当ての品を買い求めた。千歳町から来た主婦(63)は「素朴な商品がそろっていて良いですね」と話していた。
運営の準備に当たってきたワークセンター一条のサービス提供責任者、澤口雅宏さん(40)は「多くの市民に利用者の取り組みを知ってもらう機会になれば」と述べた。
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