思い出の写真を供養
update 2011/6/2 10:20
6月1日の「写真の日」にちなみ、一般市民から寄せられた古い写真を供養する「写真供養祭」が1日、函館市豊川町16の「北海道写真発祥の地碑」前で開かれた。主催する道南写真館協会(加藤昇会長)の5店に持ちこまれたり、この日受け付けした写真をお払いした。
供養祭は、各店の客から古い写真の処理に困っている声を受け、1996年から行っている。今年は、この数年で最も多い、段ボール約60箱相当分が集まった。中には、大正年間の古いアルバムのほか、東日本大震災で被災し、東北から函館に移住してきた人で、亡くなった親族の写真を修復し、その原版の供養を依頼されたものもあった。
加藤会長が「震災の影響で、自分の身の回り品を整理した人が多く、数が増えたと思う。写真を持ってきた人の気持ちになり、供養したい」とあいさつし、亀田八幡宮の神職が碑に向かい祝詞をささげた。お払いを受けた写真は、後日焼却される。
出席した北海道写真館連合会の原崎眞一会長は「震災後、写真の価値がクローズアップされている。1枚1枚、さらに心を込めてシャッターを押していきたい」と話していた。
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