ライオ二ズム大賞に「ユニバーサル映画祭実行委」「咸臨丸とサラキ岬に夢みる会」
update 2011/6/1 11:13
福祉や文化、まちづくりなどの分野で奉仕活動を行う団体、個人を対象にライオンズクラブ国際協会331―C地区(渡島、桧山、後志、胆振、日高管内)が顕彰するライオ二ズム大賞に、道南から函館の「北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会」(島信一朗代表)と、木古内町の「咸臨丸とサラキ岬に夢みる会」(久保義則会長)が選出された。22日に後志管内倶知安町で開かれた地区年次大会で顕彰式が行われ、2団体とも受賞を励みにさらなる活躍を誓っている。
同賞は各地域のライオンズクラブの推薦に基づき、内部の選考委員会を経て受賞者を決定する。今回は道南2団体を含む6団体が選ばれた。
映画祭実行委は函館グリーンライオンズクラブ(末永玲子会長)が、夢みる会は木古内知内ライオンズクラブ(繁田一義会長)がそれぞれ推薦した。
映画祭実行委は2006年から障害の有無、種別に関係なく誰もが楽しめる視聴環境を整えた映画祭を開催している。映画祭では交流行事やワークショップなども行い、運営、準備は市民ボランティアによって行われている。
島代表は「いろいろな人たちの善意で支えられている映画祭。思いやりの気持ちが芽生え、交流がさらに広がるよう長く継続させていきたい」と述べ、推薦した末永会長は「手探り状態から行動し続け、定着させたのは立派」とたたえた。
一方、夢みる会はサラキ岬沖で沈没した幕末の軍艦「咸臨丸」をまちづくりに結び付けようと、町民有志が集まり活動。チューリップの花壇づくりなどサラキ岬の景観を生かした観光振興に取り組んでいる。また、今年は咸臨丸が沈没140周年の節目の年にあたることから9月に全国の同艦ゆかりの地から関係者を招き「全国まちづくりサミット」の開催も計画している。
今回の受賞に、久保会長は「多くの人に活動が評価されたことがとてもうれしい。会員の励みになり、サミットに向けて弾みがついた」と喜んでいる。
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