大間原発 建設凍結を

update 2011/5/31 10:36


【北斗】北斗市の高谷寿峰市長は30日、市役所で会見を開いた。青森県大間町で建設中の大間原発について、「北斗市も40〜60キロ圏内に入り、海には障害物がない。何らかの(建設反対の)アクションが必要だが、勉強もしていかなくてはならない。できるならば過去にいろいろな対応、研究をしている函館市と共同歩調を取っていきたい」と述べ、工事の凍結を求めていく考えを示した。

 国のエネルギー政策全般について、稼働中の原発を停止することは現実的な選択ではないとし、「稼働中のものは安全性を厳格な基準とするべき。休、停止中のものは基本的に凍結とし、国民的な合意がないままでは動かしてもらいたくはない」と述べ、原発に代わるエネルギー供給は国の責任で行うべきだとした。

 また、市民団体がきじひき高原に市民出資の風力発電建設構想を推進していることについて、「震災以後、再生可能エネルギーの利用も考えなくてはならない」としながらも、地元住民との合意や市が計画中の観光開発との整合性など解決すべき課題が多いとの認識を示した。

 このほか、北海道新幹線開業後にJRから経営分離される並行在来線(江差線)に冠しては、道に対して沿線自治体の負担割合の早期提示と、鉄路維持を念頭とした検討を求めていくほか、国に対し、貨物調整金による財政支援策の恒久制度化を働き掛けていく考えを示した。

提供 - 函館新聞社


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