歌や踊りで復興応援 江差で慈善イベント

update 2011/5/30 10:13


 【江差】東日本大震災の被災地を応援しようと、有志が企画したチャリティーイベント「がんばろう日本!」が29日、浄土真宗本願寺派江差別院(西別院)で開かれた。被災地の復興を願う200人を超える来場者でにぎわった。

 岩手県山田町での支援活動に参加した、江差町の中澤貴徳さん、宮城県石巻市に派遣された、江差消防署の小田島隆一さんが報告を行った。

 町役場で防災担当の中澤さんは「避難所は真っ先に逃げる場所ではない。避難所ごと津波にのまれた人も多い」と力説。津波発生時は、一刻も早く高台などに避難することを呼び掛けた。現地での支援活動については「町職員自身が被災者だ。再び要請があれば率先して行きたい。復興した姿を見てみたい」とした。

 小田島さんは「精神的ダメージが大きい被災者のサポートが重要だ。大災害があれば再び出動しなければならないが、今回の経験を消防や救急活動に役立てたい」とした。

 続いて、函館大谷短大の学生による光る影絵の上演や江差追分と民謡ショーなどの多彩な催しも。町立かもめ、日明、水堀の3保育園の子供たちは、被災地の復興に願いを込め、元気いっぱいの歌や踊りを披露。客席からは、たくさんのおひねり≠熹び交い、会場で寄せられた募金とともに、義援金として被災地に送るという。

提供 - 函館新聞社


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