掘り出し物求め700人 本のリサイクルフェア
update 2011/5/29 10:28
図書館や大学などで不要になった本を1冊100円で販売する「本のリサイクルフェア」が28日、函館市中央図書館(五稜郭町26)で始まった。午前10時の開館前から200人近くが並ぶ盛況ぶりで、掘り出し物を求める市民ら約700人が訪れた。
市民に本に親しんでもらい資源の有効活用を図ろうと、市内にある8つの大学、短大、高専などでつくる「キャンパス・コンソーシアム函館」と同図書館が共催。昨年11月に続き2回目となる今回は有料で販売し、収益を各図書館の新刊図書の購入費に充てることにした。
現在休館中の同図書館1階のエントランスロビーには約2万冊の書籍がずらり。市の各図書館・室や大学図書館で一定期間を過ぎたり、寄贈を受けて重複したりした小説や児童書、実用書などが格安で手に入るとあって、来場者は立ち読みしながら熱心に品定めしていた。
会場には新書や文庫、雑誌などの無料コーナーもあり、一人で50冊以上を持ち帰る人も。初めて訪れた市内の女性(73)は「前から読みたかった本が手に入ってうれしい。本が人の手を巡り巡っていくようなイベントはいいですね」と話していた。フェアは29日まで。午前10時―午後3時。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。