函館山ロープウェイ 新社長に本間氏選任
update 2011/5/28 10:10
函館山ロープウェイ(函館市元町)は27日、函館市内で株主総会を開き、新しい社長に日本経済研究所(東京)取締役などを務めた本間秀行氏(61)を選任した。また、2010年度の乗降実績は、東日本大震災の影響で当初見込みを4万人下回る約127万人だったが、9年ぶりに前年度を上回った。
総会では提案した5件の議案をすべて原案通り可決した。人事は27日付。新社長の本間氏は、05年まで日本政策投資銀行に勤務し、その後は整理回収機構特定業務部主任調査役などを経て同研究所に勤務した。
4年間社長を務めた石井直樹氏と、専務だった小笠原忠氏は退任。新たな専務には、元函館市職員で4月まで函館商工会議所の常務理事だった桜井健治氏(63)が就任。取締役に日本政策投資銀行北海道支店次長の武田浩氏(44)、監査役には函館市副市長の片岡格氏(56)をそれぞれ選んだ。
10年度の輸送実績は、年度当初は131万人を目標にしていたが、震災の影響で春休み中の客数が激減。3月12〜31日の間の実績は約2万7900人で、前年度より約4万7600人減少した。このため見込みは下回ったが、年間の実績では前年度比2・7%増となり、01年度以来9年ぶりに前年度を上回る結果となった。
売上高は前年度比2・1%増の11億4720万円。もうけを示す営業利益は6098万円で、最終利益は同2倍となる2495万円の黒字だった。
11年度の乗降見込みは1月に130万人と計画したが、震災により修正を余儀なくされており、6月以降に新たな見通しを立てる。
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