スイーツで被災地支援 市内4店が焼き菓子共同開発
update 2011/5/24 10:26
東日本大震災の被災地支援にと函館市内の洋菓子・ケーキの4店が、新商品を手掛け、その売り上げを義援金に充てている。「希望のほし」と名付けた焼き菓子で、「支援の思いを深め、継続していくことができれば」と関係者は話している。1個120円。
義援活動に取り組むのは、はこだて柳屋(万代町3、若杉充宏社長)、カフェショコラ(深堀町13、長倉桂子オーナー)、洋菓子の館(本通1、長谷川晃久店長)、ドリーミング(大縄町24、二口美哉子オ―ナ―)。はこだて柳屋の若杉誠士副社長が音頭をとり、4月から各店で販売している。
当初は被災地へ直接、お菓子を届けることも考えたが、ニュースで支援物資の充足を知り「義援金で支えたい」と4店で義援活動を連携している。既存の商品に応援メッセージのシールを張る案もあったが、「仕上がるまでの時間や労力が大事。希望への願いをお菓子に込めて」と通常の仕事の合間を縫って、新商品の開発に力を注いできた。
焼き菓子は、ほどよい甘さでレーズンの酸味もさわやか。表面にジャムやチョコレートなど、各店が独自の味わいを演出している。
若杉副社長(47)は「お客様を含め、多くの協力がありうれしい。年内いっぱいは続け、『希望のほし』の改良にも努めたい」としている。
22日には代表者が函館新聞社を訪れ、4店からの義援金計5万8760円を持参。本社窓口の義援金受付に届け、日本赤十字社を通して被災地へ送られる。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。