函館市議会 議長に能登谷氏、副議長は板倉氏
update 2011/5/24 10:26
改選後初となる函館市議会(定数30)の第1回臨時会が23日開かれた。正副議長選挙を行い、議長に能登谷公氏(市政クラブ)、副議長に板倉一幸氏(民主・市民ネット)を選出。副市長に中林重雄企業局長と片岡格財務部長を選任、教育委員に山本真也企業局交通部長を任命することに同意したほか、監査委員に福島恭二氏(民主・市民ネット)と佐古一夫氏(市政クラブ)を選任することに同意し、閉会した。
正副議長選は本会議出席の30人で投票を行い、議長の能登谷氏は有効投票数28票のうち27票を獲得、無効票は2だった。副議長の板倉氏は有効投票28票を満票で獲得、無効票は2。
能登谷氏は61歳。1991年に初当選し、建設常任委員長などを歴任して連続6期目。就任あいさつで「東日本大震災の被災者に対し、本当の意味で復興の手助けを後押ししていくことが求められている。市長と議会の両輪が、互いに良い方向に踏み出せるよう努力したい」と述べた。
板倉氏は60歳。1999年初当選。昨年参院選比例代表にに出馬し落選したが、今回の市議選で返り咲いて4期目。「地方自治を取り巻く状況が厳しさを増す中、議会の果たすべき役割が重要度を増している。市民に信頼され、安心される議会となるために頑張りたい」と意欲を語った。
正副議長選挙は会派からの推薦候補に同意して投票することが慣例。過去には最大会派が同数となり、前期・後期の2年間に分けて選出することを申し合わせたがあったが、今回は第1会派の市政クラブが11人、第2会派の民主・市民ネットが8人と差が開いたことで、スムーズに決まった。
工藤寿樹市長が提出した副市長、教育委員の選任は議長を除く29人が投票。中林氏が有効投票数29票のうち「可」が27票、「否」が2票。片岡氏は「可」28票、「否」1票。山本氏は有効投票数29票のうち「可」26票、「否」3票(いずれも白票)で、任命に同意した。中林氏は「函館は大変厳しい環境がしばらく続くと思うが、市長を補佐する役目をしっかり頑張りたい」、片岡氏は「さまざまな問題を一つ一つ乗り越えていくため、全身全霊をかける」とあいさつした。
同じく監査委員の選任は、議長と当事者を除く28人が投票し、福島氏、佐古氏とも「可」27票」「否」1票だった。
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