大間原発建設断念訴え250人 過去最多参加の現地集会
update 2011/5/23 10:04
【大間】青森県大間町で電源開発(東京)が建設中の大間原発をめぐり「第4回大間原発反対現地集会」(実行委主催)が22日、同原発敷地内、炉心予定地に近接する「あさこはうす」で開かれた。福島第1原発事故後、現地で反対集会が開かれたのは初めて。函館からの約50人を含む過去最多の約250人が参加。原発の安全神話は崩れたとし「3・11フクシマを繰り返してはならない」と建設断念を強く訴えた。
核燃料廃棄物搬入阻止実行委、ストップ大間原発道南の会、PEACELANDが呼び掛け、函館の市民団体「大間原発訴訟の会」(竹田とし子代表、170人)が協賛した。集会は2008年から毎年開いている。
主催者を代表し澤口進さん(核燃料廃棄物搬入阻止実行委)のあいさつの後、大場一雄さん(ストップ大間原発道南の会)が同原発建設差し止め訴訟の経過などを報告。トークに登壇した、地権者の故熊谷あさ子さんの長女小笠原厚子さん(56)=北斗市在住=は、母が原発反対を貫き最後まで売らなかった土地を死守すると強調した。
竹田代表ら11人が各地の活動を報告。竹田代表は「原告は一人ひとりの思いを言葉にのせて裁判長に訴えている。人間味のある判決を求めたい」と述べた。最後に「あさこはうすの土地から大間原発をとめ、六ヶ所村の再処理工場をはじめ全国の原発や核関連施設を廃止するために協力して行動する」との集会アピールを採択した。
また、21、22両日、同所で4回目となる野外ライブ「大マグロック」も行われた。
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