環境大臣賞有馬さん
update 2011/5/21 13:22
野生鳥類の保護に尽力したとして、本年度の野生生物保護功労者表彰で環境大臣賞に函館市日吉町の有馬健二さん(82)が決まり、20日、渡島合同庁舎で渡島総合振興局の寺山朗局長から表彰状が伝達された。同賞は全国で3個人3団体が選ばれ、道内からは有馬さんが唯一の受賞。有馬さんは「元気な限り、この仕事を続けたい」と喜びをかみしている。
有馬さんは、1986年から自宅で傷病鳥の治療、リハビリを行い、回復個体を放鳥している。これまでに926羽(41科129種)を保護・収容し、343羽を自然界に返した実績がある。
また、日本野鳥の会函館支部長も務め、78年から函館近海で越冬するコクガンの調査を行っており、コクガン保護のための基礎資料作りに貢献した。
有馬さんは「受賞に驚いている。野鳥の死亡率を下げることを目的に取り組んできたことが認められ、うれしい」と話している。
このほか同表彰では、鳥獣保護員を務める森町砂原の小竹大実さん(62)、函館市船見町の小松俊男さん(60)に環境省自然環境局長感謝状が贈られた。同感謝状は全国で41人、道内は小竹さん、小松さんを含め4人。
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