北斗で水稲直播作業始まる
update 2011/5/19 10:18
【北斗】水田に直接種籾(もみ)をまく「水田直播栽培」に取り組む北斗市水稲直播推進協議会(白戸昭司会長、23人、事務局・JA新はこだて大野基幹支店)の播種(はしゅ)作業が18日、北斗市開発の白戸会長(52)の水田で始まった。播種時期は平年並み。白戸さんは、豊作を祈りながら「ななつぼし」の種籾と肥料を同時にまく播種機を操作していた。
直播は従来の移植栽培に比べ、苗作りなどの春作業が軽減されるため、省力化、低コストが期待される。同協議会はことし、新たに2人が加わり、作付面積は3ヘクタール増の計43ヘクタール。同協議会独自の生産出荷基準を設け、タンパク値7・9%まで販売する。
白戸さんも昨年の3・5ヘクタールから3・7ヘクタール(水稲全体の作付面積は16ヘクタール)に拡大。「収量は移植栽培と変わらないが、品質はタンパク値が低くなるので味がいい。ななつぼしの直播は道南だけなので、有利販売したい」と話していた。同作業は協議会メンバーの各農家で順次行う。出穂は8月上旬、収穫は9月下旬の予定で、移植栽培よりやや遅れる。
同JAによると、大野、七飯、知内、若松、森、厚沢部の6基幹支店管内で直播面積は計100ヘクタール(昨年80ヘクタール)。また、ことしは東日本大震災の影響で東北の米産地で生産ができないことから、同JAは当初予定していた生産数量よりも食用米を87トン増やす。
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