プティ・メルヴィーユ最高金賞…「モンドセレクション」
update 2011/5/18 10:11
洋菓子製造販売のプティ・メルヴィーユ(函館市末広町)が、ことしの国際的な食品コンクール「モンドセレクション」で最高金賞など3つの賞を獲得した。オーナーシェフの遠藤薫社長(57)は「洋菓子の本場で評価された」と自信を深めている。
昨年、看板商品のチーズケーキ「メルチーズ」を初出品し、最高賞に当たる最高金賞を受賞した。今回はこれを含む主力3品を出品。メルチーズは2年連続の最高金賞を受賞し、森町のカボチャにこだわった「カボチャプリン」は金賞を、北海道の大地をイメージした「生チョコロール」は銀賞を獲得した。
メルチーズ(1個126円)は、遠藤社長が「函館に洋菓子文化を根付かせたい」との思いで1997年に発売した小さなチーズケーキ。2口で気軽に食べられるだ円形にこだわり、原材料で最も多く使うチーズは複数をブレンドし、冷凍熟成することで味に深みが増すという。
今回出品数を増やしたのは、自身の仕事に対する世界の評価を確認する意味があった。結果を受けて遠藤社長は「今までやってきたことは間違っていなかった」とし、来年はメルチーズの生キャラメル風味など、さらに出品点数を増やして挑戦を続ける考え。今後の戦略については「ようやくこの場所にたどりついた。今後は函館の土産品として定着させたい」とあくまで地元にこだわった経営を決意している。
モンドセレクション(本部・ベルギー)は食品の品質向上を目的に1961年に創設された品評機関。コンテストは「食のオリンピック」とも称され、毎年国際的な審査員が品質や味などを審査する。
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