「函館子ども歌舞伎」全国フェスで熱演
update 2011/5/18 10:11
【石川】「第13回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」が14、15の両日、石川県小松市のこまつ芸術劇場うららで開かれた。招待を受けた「函館子ども歌舞伎」(市川団四郎さん主宰)のメンバーが満員の大舞台で熱演。和田慎司小松市長からは、東日本大震災の復興のための義援金100万円の目録も贈られた。
同フェスは、子ども歌舞伎団体による伝統芸能を楽しんでもらおうと、小松市や実行委などが毎年開催。「函館子ども歌舞伎」は2003年、06年に続いて3回目の出演で、滑稽物の「釣女(つりおんな)」を演じた。
今回は小林滉河さん(深堀中2年)、小林樹奈さん(同3年)、今井みちるさん(的場中1年)、沼田彩香さん(本通中2年)が出演。大名と冠者が竿を手に美女を釣り上げるストーリーで、逆に美女に釣られてしまうユーモアな場面も。生き生きと演じ切った子どもたちの姿に、会場から盛んな拍手が送られた。
また、小松市から義援金を受けたお礼も兼ね、函館市教委生涯学習部の岡崎圭子次長と塚谷圭永子文化振興課長が歌舞伎関係者に同行。和田小松市長が「津波被害で大変だったと思うが、復興に役立ててほしい」と岡崎次長に目録を手渡した。
塚谷課長は「大変ありがたい。地域の歌舞伎文化成熟のためにも、今後も交流を続けていきたい」と振り返り、函館子ども歌舞伎の廣瀬等事務局長(70)は「大舞台に出演できた子どもたちにとってとても良い経験になった。今後の活躍も期待される」と笑顔で話した。
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