公益社団法人移行認める…函館市シルバー人材センター
update 2011/5/18 10:11
函館市シルバー人材センター(南谷正巳理事長)は17日、組織を社団法人から公益性の高い事業を行う公益社団法人へ移行することを決めた。同日、市芸術ホール(五稜郭町)で開かれた本年度通常総会で承認された。今後、道に移行申請し、認可を受け来年4月1日の始動を目指す。
同センターは、国の公益法人制度改革の一環で2008年12月に関連法が改正されたことを受けて、内部で組織移行を検討。法では13年11月末までに公益社団法人か一般社団法人への移行が求められており、役員会では税制面で優遇があり、公的支援が受けやすい公益法人への移行を総会で提案することにした。
公益社団法人への移行申請には総会の承認が必要。旅費や日当、会費納入などをより明確化するなど、現行の組織よりも透明性の高い運営が求められる。
総会には会員約330人が出席。公益社団法人への移行案と、移行に伴う新設の規定を盛り込んだ定款の改正案の2件が承認された。
坪谷正一事務局長は「今後、道の指導を受けながら移行に向けた準備を進めていきたい」とした。
このほか、10年度事業報告では、会員の傷害事故や賠償事故が前年度よりも2件多い20件に上ったことなどを報告。
任期満了に伴う役員改選も行われ、南谷理事長を再選。退任の白木荘太副理事長の後任に中田俊一理事が選ばれた。南谷理事長は4期目。
同シルバー人材センターは1980年に創立。会員は約1100人。昨年30周年を迎えた。
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