「函館は安全と伝えたい」、台湾の旅行・報道関係者が視察
update 2011/5/17 10:13
新千歳―台北線の定期便や函館―台北線のチャーター便を運航する台湾のエバー航空が招いた現地のメディア・旅行関係者らが16日、東日本大震災後の観光地を視察するため函館入りした。一行は津波被害を受けた市内ベイエリアや函館山の夜景を見て回り、函館観光の安全性を確認した。
視察団は道内観光の安全性を台湾でPRしようと、同社が15日から3泊4日の日程で企画。震災後、台湾からの同様の視察団の函館訪問は中華航空主催の4月に続いて2回目。函館滞在は16、17日の2日間の日程で、今回は現地の大手旅行会社と報道機関の関係者ら27人が訪問した。
一行は16日夕方、登別からバスで到着し、「熱烈歓迎」の横断幕とともに工藤寿樹市長らの出迎えを受けた。工藤市長は「函館は震災で津波被害があったが、既に復興して平常な状態に戻った。震災前には台湾から多くの方が訪れていただけに、戻ったら函館は問題ないと積極的にPRしていただきたい」と語った。
台湾当局は震災後の原発事故を受け、道内への渡航自粛勧告を出していたが、4月中旬に解除。エバー航空の陳啓弘営業本部長は「函館は大自然があり、人もすごく優しい。震災後の復興状況を自分の目で確認し、心配している台湾のお客さんに北海道・函館は安全だと伝えたい」と述べ、7〜8月にチャーター便を再開する検討に入る考えを示した。
一行はこの日、歓迎会が開かれた湯の川地区のホテルに宿泊。17日に五稜郭タワーや函館朝市などを巡った後、大沼を経由して札幌に移動し、18日に帰国する。
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