がごめ昆布 全国区へ テレビ番組で紹介 注文相次ぐ
update 2011/5/14 10:46
函館名物で強い粘りが特長の「函館がごめ昆布」が全国放送のテレビで紹介され、市内の専門店やアンテナショップに全国から注文が相次いでいる。テレビ番組で取り上げられた板状平昆布はほとんどの店で完売状態。地元関係者は「函館発のヒット商品に」と全国区への飛躍に期待が高まっている。
ガゴメが登場したのは、12日午後9時から日本テレビ系(道内はSTV)で放送されたバラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」。「日本列島ネバネバフェア」と題し、大分県豊後水道で収穫される海藻「クロメ」と一緒に取り上げられた。
番組では、市内2カ所の家庭を訪問。板状平昆布を刻んでぬるま湯につけ、柔らかくなってから細切りにし、天つゆをかけてご飯の上に。ガゴメを扱う丸善納谷商店(函館市新川町、納谷英雄社長)も紹介。函館市民にもマイクを向け「とろ〜りがおいしい」ことを突き止めた。スタジオで試食した出演者たちも、その粘りに驚くとともに「おいしい」を連発し大満足の様子だった。
ガゴメ関連商品を120品目扱う「函館がごめ昆布アンテナショップ」(同市弁天町、茂森慶子店長)では13日、放送を見た視聴者などから電話での注文が30件、ネット通販注文が100件、電話での問い合わせが30件あった。茂森店長は「注文の処理で朝からてんやわんや。テレビの影響か板状平昆布の注文が多く、在庫がなくなった。ガゴメの良さを全国に発信できてうれしい」と喜ぶ。納谷商店にも50件の電話注文があったという。
同ショップを運営する函館がごめ連合(布村重樹代表、35社)では、市内の飲食店と連携し、ガゴメを食べられる店を増やすなど普及に力を入れている。
ガゴメは函館沿岸付近でしか採れない貴重な昆布。フコイダン、アルギン酸、ラミナランなどが豊富で、特に抗がん作用があるとされるフコイダン含有量は一般の昆布に比べ2倍以上ある。
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