函館タナベ食品の3品がモンド・セレクション最高金賞に
update 2011/5/14 10:46
函館市桔梗5の水産加工品製造・販売業「函館タナベ食品」(田邉元久社長)の主力商品「いかしゅうまい」など3品が、本年度の世界的な食品コンクール「モンド・セレクション」で最高金賞に輝いた。金賞、銀賞も含め入賞は7年連続の快挙で、田邉社長(52)は「結果に満足せず、より消費者に愛される商品づくりをしていきたい」と意気込んでいる。
「モンド・セレクション」(本部・ブリュッセル)は優れた食品を国際的に評価する機関として1961年に設立。清涼飲料水、健康商品など幅広い商品も対象に年1回コンクールを開催。毎年世界中の食品メーカーから2000品以上もの応募があり、専門家による厳正な審査で最高金賞、金、銀、銅の各賞が贈られている。
2005年度から応募を続ける同社は今回8品を応募。最高金賞は函館近海のマイカや噴火湾のホタテなど道産の素材を使った「いか」「かに」「帆立」のシューマイ。ぷりぷりした食感の「いか」は3年連続5回目、鮮度の良さが楽しめる「かに」は5年連続、濃厚でまろやかな風味の「帆立」は4年連続だ。
また、無着色の「たらこ」「辛子明太子」、「まるごといかしゅうまい」、「まるごといか明太しゅうまい」が金賞を受賞。戸井のマコンブを使った「昆布の若芽」は銀賞だった。
04年創業の同社は、タラコやめんたいこを主力に地産地消にこだわった水産加工品を製造、販売。駅や空港、土産屋のほか、通信販売もしている。贈答用や東京での物産展でも人気は高い。
田邉社長は「味、品質ともに毎年改良を加えての挑戦なので国際的評価は励み」と喜び、「安心・安全にも一層徹底し、函館の知名度を生かした商品展開をできれば」と話している。
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