函館市副市長に中林、片岡氏で最終調整
update 2011/5/13 10:24
函館市の特別職人事をめぐり、辞表を提出した2人の副市長の後継に中林重雄企業局長(62)と、片岡格(いたる)財務部長(56)を充てる方向で最終調整に入ったことが12日、明らかになった。副市長の選任は議会の承認事項で、市は23日開会予定の臨時市議会で選任同意を求める考え。
また、中林氏の後任の企業局長には秋田孝土木部長(59)、空席となっていた市教委の多賀谷智教育長(63)の後任には山本真也企業局交通部長(56)の起用が有力。教育長はこれまで校長経験者など学校現場からの登用が慣例だったが、行政経験を重視し、刷新を図る狙いがあったとみられる。
林氏は北大水産学部を卒業後、1972年に函館市役所入り。消防長や議会事務局長、財務部長を経て、2008年から水道局長、組織再編に伴い今年4月から現職。片岡氏は明治学院大経済学部を卒業後、1977年に函館市役所入り。財務部次長、商工観光部次長を歴任し、2008年から現職。ともに工藤市長と同じく財務畑が長く、広く行財政に精通している点を評価したとみられる。
工藤市長の就任に伴い4月下旬、西尾正範前市長の市政運営を支えた前任の谷沢広副市長(62)と小柏忠久副市長(64)が任期を残して辞職願を提出し、同30日で辞職している。
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